PC_BからPC_Aのユーザフォルダにアクセスする方法を解説します。
1.LANケーブル(ストレートまたはクロスケーブル)
・最近のPCではストレートケーブルで自動認識可能です。
2.ファイル共有を行う2台のPC(PC_AとPC_Bとします)
LANポートにケーブルを差し込む
・LANケーブルをPC_AとPC_Bに接続します。
・古いPCではクロスケーブルが必要な場合があります。
- 「Windowsキー + Rキー」を押して「ファイル名を指定して実行」を開く
・「ファイル名を指定して実行」に ncpa.cplと入力し、Enterキーを押します。
・「ネットワーク接続」のウィンドウが開きます。 - イーサネットのアイコンを右クリックする。
・「イーサネット」と書かれたアイコン(ケーブルの接続を示すアイコン)を見つけます。
イーサネットが「識別されていないネットワーク」と表示されている場合は問題ありません。
一方で、「ネットワークケーブルが接続されていません」と表示されている場合は、ケーブルが正しく接続されていない可能性があります。 - 「状態」を選択する
・右クリックメニューが表示されるので、その中から 「状態」 をクリックします。 - 「状態」ウィンドウからIPアドレスを確認する
・表示されたウィンドウで 「詳細」 ボタンをクリックします。
・「ネットワーク接続の詳細」が表示され、「IPv4アドレス」 の欄に現在のIPアドレスが記載されています。
・IPが 169.254.X.X の形式になっていれば、自動プライベートIPアドレス(APIPA)が割り当てられています。
・この場合の、PC_AのIPアドレスは「169.254.150.120」です。ただし、IPアドレスは使用しているPCやネットワーク環境によって異なります。皆さんのPCに表示されているIPアドレスを忘れないようにメモしておきましょう。
PC_Aの共有設定を確認
・[コントロール パネル]-[ネットワークとインターネット]-[ネットワークと共有センター]-[共有の詳細設定]
・以下を有効にする:
・PC_Aのファイルとプリンターの共有を有効にする
Windows10の場合
Windows11の場合
・パスワード保護の共有を無効にする(必要なら)。
ユーザー名の確認。
・PC_Aで「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」を開き、現在のログインユーザー名を確認します。
- エクスプローラーを開く
・アドレスバーに、STEP2で確認した、\\169.254.X.Xを入力し、Enterを押します。 - ユーザー名とパスワードを入力
・表示されたログイン画面で、PC_Aのユーザー名とパスワードを入力します。 - PC_Aのユーザーフォルダにアクセス
・認証が成功すると、PC_Aの「ユーザーフォルダ以下」が表示されます。
中には、pcという名前のアカウントのフォルダがみえる
・デスクトップ ・ドキュメント ・ダウンロード ・ピクチャ などが見える
注意点
1.アクセス範囲の制限
・この手順では、PC_BはPC_Aの「ユーザーフォルダ以下」にのみアクセスできます。
・システムフォルダ(例: C:\windowsフォルダなど)にはアクセスできません。
2.共有フォルダを追加で設定する場合
・必要なフォルダが「ユーザーフォルダ以外」にある場合、手動で共有設定を行う必要があります
(例: D:\ShareFolderを共有する)。
3.セキュリティリスク
・この設定は、同一ネットワーク内にいる他のPCが認証情報を知っている場合でもアクセスを許可するため、信頼できる環境でのみ行ってください。
補足
1.ファイアウォールの設定
Windows Defenderファイアウォールがアクセスをブロックしている場合、「コントロールパネル」→「Windows Defenderファイアウォール」→「許可されたアプリ」で「ファイルとプリンターの共有」にチェックを入れてください。
2.他のアクセス方法
特定のフォルダだけにアクセス権を設定するには、PC_Aで共有フォルダを作成し、アクセス権を限定する設定も可能です。
以上で設定完了です!